星新一-1001話をつくった人

ちは。

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星新一-1001話をつくった人

最相葉月著『星新一-1001話をつくった人』
厚い本です、もとい、熱い内容です。

星新一といえば、誰もがその作品を読んだことがあるでしょう。
教科書に「花とひみつ」や「おーい でてこーい」が載ってますもんね。

作品はあくまでも短く、ユーモアがあって、ちょっぴり毒もあり。
どんでん返しのラストが鮮やかで・・・。
中学生の頃、ハマってよく読んでいたっけ。

少年・少女が夢中になった、
売れっ子だった、
でもそれだけ・・・

ってそんな評価じゃ、創作する側はたまらんですワ。

そんな風に作品を読み飛ばした自分への反省もあって
この本を読んだのです。

色々印象に残るエピソードや 知られざる真実がありますが、
特に!
文中に紹介された星さんへ送る筒井康隆氏の弔辞が胸を打ちます。
※以下抜粋

単に子どもたちに夢をあたえたというだけではありませんでした。

手塚治虫さんや藤子・F・不二雄さんに匹敵する,時にはそれ以上の
誰しもの青春時代の英雄でした。お伽噺が失われた時代,
それにかわって人間の上位自我を形成する現代の民話を
日本ではたった一人,あなたが生み出し,そして書き続けたのでした。

そうした作品群を,文学性の乏しいとして文壇は評価せず,
文学全集にも入れませんでした。

なんとなく,イソップやアンデルセンやグリムにノーベル文学賞を
やらないみたいな話だなあ,と,ぼくは思ったものです。


な、泣ける。

また、いくつかの星作品を読み直してみようと思った
デザインルームワンかな~んでした。

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2011年04月04日 Posted bydro at 15:39 │Comments(0)読書

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